「新シリーズ・岐阜編」第4話 あけてつの真相
こんにちは。
<前回までのあらすじ>
社会人2年目になり、キカク(下記詳細)に
”ITを駆使している感”が欲しくなっていた私は
「IT企業で働く友人とキカクをやればいいのでは」と考えた。
(引用:IT Leader or IT Manager? How to Be the Best of Both | CIO)
声をかけた旧友は大阪へ異動してしまっていたが、我々は
「東京と大阪の中間地点・岐阜県でやればいいのでは」と考えた。
(引用:岐阜の展望・夕日・夜景スポット 1ページ目 | いつもNAVI)
“「明知鉄道(略してあけてつ)」の
線路沿いを端から端まで歩く”
というキカクに挑むこととなった我々は、
様々な困難にぶつかるも
なんやかんやでチャレンジを成功させたのである。
****<参考>****
○キカクとは
※イメージ
(「木彫り合宿〜トムの筆箱三部作・完結編〜」より)
そろそろおわかりになってきた方も多いと思うが、要するに
“「企画」と呼ぶにはあまりにお粗末なクオリティの悪ふざけ”
と想像していただけるとわかりやすい。
○前回を見逃した方はこちらから
「新シリーズ・岐阜編」第3話 vs明知鉄道 - stepfatherena15の日記
************
ここが、これから始まる物語の舞台だ。
明知鉄道との戦いに勝利したのだ。
穏やかに幕を閉じた第1回。
であったが、
ここで1つ。
「あけてつあるけ」編を最後まで読んでいただいた皆様に、
お詫びしなければならないことがある。
まず、この1枚の写真をご覧になっていただきたい。
そう。
見ての通り「熊出没注意」の看板だ。
この看板は、
恵那駅から2つ先にある
飯沼駅周辺で発見された。
察しのいい方は
すでにお気づきだろう。
これを見たとき、
私と二嶋は口論になった。
”命の安全を選ぶか(続行を断念するのか)”
(引用:安全!快適!激安!日本人が知らないインドのタクシー「オートリキシャ」 | INDIA IT SCHOOL)
”キカクの成立を選ぶか(続行するのか)”
(引用:出会った時は|公益財団法人 知床財団)
普通ならば前者を選ぶだろう。
熊に遭遇したらひとたまりもないことは、
社会人からすれば自明の理だ。
(引用:熊にご注意ください。 - 北軽井沢の貸別荘、レンタルコテージ『ウォールデン軽井沢』のブログ)
だが今回、話は別だった。
第1回だからである。
(引用:アルフィー「一緒に祝いたい」デビュー40年ライブで鏡抜き ― スポニチ Sponichi Annex 芸能)
勾配日本一を誇る駅、飯沼駅にて
この議論は平行線を辿った。
急勾配の中、あくまで平行線を辿った。
————熊に出くわして死んでしまっては、元も子もない。
しかし我々には明るいニュースもあった。
(引用:筑摩書房 クマにあったらどうするか ─アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 / 姉崎 等 著, 片山 龍峯 著, 畠山 泰英 著)
小学校の国語の授業で
「熊に遭遇した際は、決して背を向けず
後ずさるように距離を置く」
という対処法を学んでいたことである。
皆さんも習った記憶があるかもしれない。
いざというときの最善策は、
すでに頭に入っていたというわけだ。
これが真相である。
11駅中3駅めで「あけてつあるけ」は断念となった。
本件に関して、詳細な理由を述べさせていただきたい。
①今回の軽装備のままでは続行が困難な山道が現れたこと
②途中から歩く道が見当たらなくなったこと
③あまりに遠回りが必要なため、3駅目の時点で夕方を迎えていたこと
④風景を見る限り、「熊出没注意」がリアルすぎたこと
つまり、
第3話の内容の事実関係を整理すると、
飯沼駅からゴールまでの言葉・記憶は
電車の中で寝てしまった私の「夢の中の話」だ。
(引用:「社会」観念撮影 女の子がベッド上での夢-女の子-東北サイト日本語)
“気がついたら明知駅に着いていた。”
読んで字の如くである。
明智に向かう我々はあけてつ車内で熟睡していた。
面目ない。
本当に面目ない。
本件に関しては、
皆様へ心から謝罪させていただきたい。
*****
「読み返してみると伏線がある!」(20代男性・会社員)
「○NE PIECEみたい!」(10代女性・学生)
(引用:毒蝮ヘビーウェポン 漫画雑誌感想)
*****
といったリアクションを期待しているわけではない。
あくまでこれは謝罪だ。
2人のスマホの充電が切れかけてしまったことも事実だし、
充電器を持ってくるのを忘れたこと、
買えるようなお店が道中になかったこと、
結果以外は全てノンフィクションだ。
・・・。
どれだけ言葉を連ねても、
「結果がすべて」「そんなの言い訳だ」
と思う人もいるかもしれない。
(引用:自分たちのサッカーとは? : ひきこもりが漫画家になろうとするブログ)
しかし断念してしまったとはいえ
私は今までキカクをやる上で、
①安全であること
②面白いこと
の2点を大事にしてきた。
今後の岐阜編でも
その方針を変えるつもりはない。
(引用:再ブレイクある??"あの人は今"状態だった大事MANブラザーズバンドが最近おもしろい - NAVER まとめ)
「この2点の均衡が失われたとき」
それが本当のお蔵入りの瞬間だ。
(唯一お蔵入りにならなかった男)
この「飯沼論争(2015.5.2)」は分岐点になるかもしれない。
あのとき判断を間違えていたら、
こうして
この記事を書くことが出来なくなるような悲劇が起きていた。
かもしれない。
(引用:熊にご注意ください。 - 北軽井沢の貸別荘、レンタルコテージ『ウォールデン軽井沢』のブログ)
言い訳がましい結果になってしまったが、
我々は決して悲観視していない。
(反省はしている)
そして
今、生きている私と二嶋は
第2回のキカクに向け、
もう動き始めている。
<次回予告>
「●●子作り」で恵那と戦う。
お楽しみに。
(第4回 終わり)