「新シリーズ・岐阜編」第1回 始まりの日
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新シリーズ 岐阜編
第1回 2015.5.2
「社会人vs明知鉄道 〜あけてつあるけ〜」
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こんにちは。
以前から私のFBの投稿をご覧になってくださっている方々はご存知かもしれないが、
大学時代から私は「キカク」を繰り返してきた。
キカクとは、
“誰にも迷惑かけないけれど、誰ひとり幸せにしない悪ふざけ”
と想像していただけるとわかりやすい。
(こんなレベル)
意外と長く続いているもので、振り返ると
・もれなく当たる景品を3つ獲得
・負傷者を2人輩出
・現地でのインタビュー2件
という実績がある。
(苦難を共にした仲間たち)
(ケガ。彼はボクサーではなく新聞記者だ)
「そんなの知らないよ」という方は、限りなく暇なときに
私のFBから過去の投稿キカクをご覧になっていただきたい。
そんな私は、
社会人2年目を迎えた。(23)
華の社会人である。(23)
社会人2年目になった私は(23)
「キカクの中で”ITを駆使している感”を出したい」
そんなことばかりを最近考えていた。
しかし私は「インターネット」というものをあまり知らない。
YoutubeとZOZOTOWNを眺めるだけの、いわゆる機械音痴だ。
つまり、1人では”ITを駆使している感”が出せないということである。
悩んだ。
そこで、新たな相棒として友人に声をかけることにした。
以前からキカクに興味を示してくれていた、二嶋君だ。
小5からの付き合いであり(早○田アカデミーで知り合った)、
現在彼は有名なIT企業で働いている。
早速彼に連絡をしたところ、
ある事実が発覚した。
そう、私と入れ替わりで彼は東京を出て行ってしまったのだ。
大阪で働いているらしい。
割と遠い。
行くのはだいぶ面倒くさい。
スタート前にしてキカクは暗礁に乗り上げた。
悩んだ。
しかし彼とは旧知の仲である。
この状況でも何かがしたい、
「忙しいぶってる社会人はかっこ悪い」
そんなことを伝えるキカクがやりたい、
そもそも東京と大阪どちらでやるのか、
議論は数時間もの間、平行線を辿った。
そんなとき、二嶋君が言った。
「じゃあ、中間地点でよくね?」
「岐阜の恵那市っていうところだわ」
凝り固まった思考の崩れてゆく音がした。
なるほど、たしかに中間地点ならばどちらにも問題は無い。
目から鱗のアイデアである。
観光地として知名度のある地域のようだ。
今までの経験から私は、
「これはいける」と確信した。
社会人2年目、岐阜編の幕開けである。
ひとまず、それっぽい“予告編感”を作った。
このときを振り返ると、
「”中間地点だから岐阜へ行った”という響きがあれば
そんなに面白くなくても大丈夫だろう」
そんな考えの甘さがあったと言わざるを得ない。
そして、
恵那市へ行くには、大阪へ行くよりも時間がかかる
という事実にも気づいていなかったのである。
そうして二嶋君との新プロジェクト「岐阜編」は、
中間地点集合の日を迎える。
(第1話終わり)