第21話 トイレとコーヒーの関係性を証明せよ (キカクシリーズ「岐阜編」)
こんにちは。
<前回までのあらすじ>
「岐阜編」
「ITを駆使している感を醸し出すこと」
を目指し始まった企画シリーズ。
■言い出しっぺの私
■小学校からの旧友・二嶋
■Mr.こだわり 世界
3人でこの1年間、岐阜県・恵那市を舞台に3つのキカクに挑戦してきた。
しかし、シリーズ開始から1年が経った中
「内容がひどい」
「何がしたいのかわからない」
「IT感ってなんだ」
そういったご指摘をいただくことが多く、ここで一度“岐阜編を考え直すことが必要なのではないか”と、私は重く受け止めていた。
【第20話を見逃した方はコチラから】
【過去のキカク カテゴリ一覧】
第1回:あけてつあるけ編 カテゴリーの記事一覧
第2回:かかしコンテスト編 カテゴリーの記事一覧
第3回:三十三観音めぐり編 カテゴリーの記事一覧
【岐阜県 恵那市について】
恵那市観光協会 :: ホーム
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ここが新しい物語の舞台だ。
我々はこの1年間、何をしてきたのだろう。
第1回「あけてつあるけ編」では、
明知鉄道の線路沿いを歩き切ったフリをした。
第2回「かかしコンテスト編」では、
提出期限を見誤りカカシを出品できなかった。
第3回「三十三観音編」では、
度重なる道草が仇となり、31箇所で日没・断念した。
これが結果。
紛れもないノンフィクション。
ーーー「岐阜編の何が問題なのか」
そこで今回、我々は“初めて”3人で集合し
「IT感のある反省会」を行うこととなった。
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(引用:http://juverk.hatenablog.com/entry/2014/10/06/182944)
東京都は新宿区。
ここが今回の舞台だ。
そして記念すべき、
二嶋と世界の初対面。
「二嶋です」
「世界です」
【AM10:00 某喫茶店】
「さて、岐阜編が始まって1年経つわけですが」
「我々は何がしたいんだろうか」
「な」
「おれもそれ知りたい」
「何も達成してないから方向性が見えないんだよ」
「もはや“前フリからの結局ダメでした”シリーズだと思われているな」
「それは困ったな」
「いや」
「我々が悪いよ」
「深堀りすると、示したいのは“結果と過程”どちらなのかという問題に辿り着くんじゃないか?」
「それは」
「過程だね」
「にしてもだ」
「お前、雑談そのまま書いているだけじゃん」
「つまりそれは」
「さっきのコーヒーの件みたいな」
「二嶋の“ホット譲渡”のことか」
「それが良くないんだよ」
事件が起きたのは10分前。
**【オーダー】**
■アイスコーヒー
■ホットコーヒー
■ホットコーヒー
**********
悲劇の舞台は閑静な喫茶店。
我々の注文に対し、テーブルに届いたのは
■アイスコーヒー2つ・ホットコーヒー1つ
(※実際の状況)
「おや」
「いいよ世界、おれアイス飲みたくなってたから」
(※実際の譲渡)
「じゃあなんでホット注文したの」
「」
「トイレに行く前と後で」
「人間は生まれ変わるじゃん?」
「」
「どういう事情だ?」
たしかに、二嶋は直前にトイレを使用していた。
(引用:http://blog.livedoor.jp/otapon/archives/23552961.html)
「いや、わからなくもないな」
「どういうことだ」
「あれは3年前の夏」
「友人の実家へ遊びにいったときのこと」
(※実際の写真。長野県 松本市)
「そうあの日、常識は容易く覆った」
“お金持ちの家にあるもの”
(実際の写真。木彫りの熊)
(実際の写真。天窓と望遠鏡)
「光るトイレ」
(引用:http://plaza.rakuten.co.jp/suidouya24/diary/201008230000/)
「えっ」
「マジで?」
「彼の母親が“遊び心”でやったらしい」
「あれを見た瞬間」
「おれは生まれ変わった」
「そうか」
「事も無げな顔で“トイレ行ってくるわー”と言って席を立ったヤツに、数分間で衝撃的な出来事が起きる可能性は十分ある」
「シンプルに言うと」
「腹の調子が悪くてトイレ行ったらスッキリして、アイスコーヒーが飲みたくなったんだ」
「そうか」
「おれの言い方が大袈裟だったわ」
「時間返せ」
**********
「恵那の資源をキカクにするより」
「我々で何かを作るのはどうだい」
「映画とか?」
「そうそう」
「たしかに、今までは何かに乗っかる形が多かったな」
「それでアウトプットが御座形になっていた節もある」
「そして結果的に」
「ごちゃごちゃうるせーけど何もやってないじゃんこいつら」
「っていう」
「おいおい」
(引用:http://ohemaga.com/event/ena-academy-award2015)
「コンテストやってるぞ」
「ショートムービーの」
「なんで毎回コンテストやってるんだよ」
「我々、なんだかんだ」
「恵那に愛されているな」
(引用:http://konma3520.blog.fc2.com/blog-entry-934.html)
かくして第4回キカクは決まった。
「エナデミーSHOW」に向けて映画を撮る。
もちろん、提出期限までに。
「そういえば」
「ワードプレスで新しいページ作ったわ」
「まだ叩き台レベルだけど」
「コピーとか適当に修正しつつ、ほどよきところで移行してくれ」
言い方にIT感があった。
「ほどよきところでな」
「うん」
「これで本格感は演出できるな」
「よっしゃ、映画撮ろうぜ」
二嶋の思いつきで映画を撮ることになった我々。
もちろん、映画撮影の経験などない。
2016年。雑談まみれの夏が、また始まる。
2年目に突入した岐阜編。
これからも引き続き、ダラダラとお楽しみください。
※「Tokyo案庵」の記事も含め、今後の更新は
ワードプレスの新ページでの更新となります。
(岐阜編 第21話 終わり)